【近ごろ都に流行るもの】母性への共感 ゆるぎない絆と生命力(産経新聞)

 子供への虐待事件が相次ぐ社会への、危機感の反動なのだろうか? 素朴な母子愛を表現した作品が共感を集めている。

                   ◇

 モノクロームの光と影に浮かびあがる裸のお母さんと赤ちゃんの姿は、究極の相思相愛だ。たくましい生命力と母子の絆(きずな)が圧倒的な存在感で迫る。高橋コレクション日比谷(東京都千代田区)で開かれている「至上ノ愛像」展(一般300円、4月4日まで)。アラーキーこと荒木経惟さんが撮影した母子ヌード写真が評判だ。

 「子供を産んだお母さんの誇らしさと、赤ちゃんの安心した表情がいい。子にとって母親は絶対の存在。特に男にとっては初めての異性でもあり愛情の原点。自分の母のことを思いだした」とは、見入っていた男性会社員(56)。

 「20日間で900人近く来場されています、40代以上の男性が圧倒的に多い」とスタッフの市川千鶴さん。「『これ以上ない幸せな顔だね』などと感想を告げて帰られる方が何人もいて、写真を前に涙を流す方など、熱い反応が目立ちます」と反響に驚いている。

 現代美術コレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎氏の所蔵品を展示するギャラリー。今回は荒木さんの写真20点と、「スフィンクス」シリーズで知られる舟越桂さんの彫刻2点を展示するコラボ展だ。

 母子の写真は特別展示。熊本市現代美術館の個展で地元の母子を一般公募で撮影したもの。荒木さんは「裸になった母と息子を見てこれが頂点だって確信した。母子像は幸せの、芸術の頂点」と話す。さらに、「舟越さんの神聖な彫刻と一緒ならアタシも照れずにコレを出したい。あからさまな幸福、家族がよりそう大切さ、母性の尊さを見せたいって思った。個人主義の時代だけど、人は一人じゃ幸せになれないんだから」。

 荒木さんは前立腺がんをわずらい、昨年末に生前遺作を発表したばかりだが、「輪廻(りんね)つうんじゃないけど、死からまた新しい生が始まる予感がある。母子像は復活の象徴だからね」。原始的な命のパワーを吹き込まれる展覧会だ。

                   ◇

 厚生労働省によると、昨年度の児童虐待相談対応件数は4万2664件と過去最高を記録。虐待者の6割以上が実母である。

 「親子の愛がゆるぎないものではなくなっている。現実の危機感の反映として、母性愛に満ちた作品にひかれたり、癒されたりする側面は大いにある」と指摘するのは、家族問題に詳しいジャーナリスト・石川結貴さん。

 「モンスターマザー」「暴走育児」などの著書で、崩壊する母親をルポルタージュしてきた石川さんは昨秋、短編小説集「母と子の絆」(洋泉社)を出版した。過激なルポとは対照的に、地味ながら親子の情愛に満ちた物語。いちずに母を慕う子、子のためにけなげに頑張る母を描いている。2人の男児を育てあげ、専業主婦から転身した石川さんは、「メソメソしたりもするけど、いざというときは踏ん張る。素朴でどこにでもいる母を書きたかった」という。

 ネット書店アマゾンの顧客レビューでは平均5つ星の高評価。石川さんのもとには過去に取材した母親から「読んで生まれ変わりたくなった」と、涙の改心宣言電話もあったそうだ。

 「今の母親は、他人の目や自分自身への自己愛に翻弄(ほんろう)されている。子は授かり物、そう思うだけで、子育てはシンプルでやさしくなるのに」と石川さん。

 母性は本能。その姿にひかれるのも生き物としての自然の本能なのだろう。社会が複雑化し母性がゆらぐ時代だからこそ、ゆるぎない母子愛の表出が力強くまぶしく見える。(重松明子)

<鴻巣市移動支局>開設 「びっくりひな祭り」に合わせ(毎日新聞)
<姫路独協大>法科大学院の合格者ゼロ…来年度入試(毎日新聞)
首相自ら献金疑惑はらすべきだ、と谷垣氏(読売新聞)
<タクシー>「初乗り500円」2社の申請却下 近畿運輸局(毎日新聞)
国の借金、最大の871兆円=国民1人当たり684万円−09年末(時事通信)

上野動物園 パンダ復活で街も復活…人気回復の切り札に(毎日新聞)

 上野動物園(東京都台東区)にパンダが戻ってくる。東京都は12日、上野動物園でのパンダ飼育の再開を発表した。同園では08年4月に「リンリン」が死んだ後、来場者の減少に直面。石原慎太郎知事は「高くつく」などとパンダの中国からの借り受けに消極的な姿勢だったが、上野動物園の人気回復の“切り札”にしたのは、やはりパンダだった。【江畑佳明、真野森作】

【写真で見る】上野動物園にパンダがいたころ 元気だったリンリン

 「生きているものは必ず死ぬ。パンダだって死ぬだろう。大泣きして悲しむことはない。見たけりゃ、いるところへ行って見てきたらいい」。リンリンが死んだ直後の08年5月。石原知事は記者会見でそう語り、上野動物園でのパンダ飼育の早期再開を望む声に冷や水を浴びせた。パンダ受け入れの費用についても「ずいぶん法外な値段だと思う」と述べていた。

 12日の記者会見では一転、パンダ復活の意義を力説した。「子どもたちに希少動物保全の大切さを伝える教育効果も期待できると思う」「上野動物園の営業というものを考えなくちゃいかん」。借り受けの対価として中国へ支払う「保護協力資金」についても、つがい1組で年100万ドル(約8900万円)が通例とされているところを95万ドル(約8500万円)で合意したことを強調。「5万ドル値切った」と胸を張った。

 都が、上野動物園でのパンダ飼育の再開に向けて本格的に始動したのは昨年4月。生息地の中国・四川省に職員らを派遣し、保護施設などを調査した。11月には、借り受けについて中国側と具体的な交渉に入り、今月になって大筋の合意に達した。

 野生のパンダは約1600頭で絶滅が危惧(きぐ)されている。08年の四川大地震では、野生パンダの生息地も被害に遭った。都が支払う保護協力資金は、現地の環境保全などに使われるという。

 上野動物園は72年、日中国交正常化を記念して「カンカン」と「ランラン」の2頭のパンダを初めて迎えた。その後中国から3頭、メキシコから1頭を受け入れ、3頭の子どもが生まれた。いずれも同園で死んだり、母国に帰国している。

 ◇深刻な来園者減少、70年代ピークから半減以下に

 上野動物園の「パンダ復活」の背景には、深刻な来園者の減少がある。リンリンの死を受け、08年度の来園者は前年度から60万人近く減り、約290万人になった。年間来園者が300万人を割り込んだのは60年ぶりで、70年代のピーク時の半分以下に落ち込んだ。

 動物園としての集客数は全国トップの座を維持しているが、旭山動物園(北海道旭川市)には年間来園者数で十数万人差まで迫られている。関係者の間で「来園者数を回復するにはパンダに頼るしかない」との声も出ていた。

 田畑直樹・副園長は「園内の提案箱に『パンダがいなくてさびしい』との声が数多く寄せられていた。さっそくパンダを受け入れる準備を始めたい」と話す。パンダ飼育の再開を求める署名活動をしてきた上野観光連盟の茅野雅弘事務総長は「パンダは上野のシンボル。不景気で商店街の元気がなくなっているが、明るい話題になる」と喜んだ。

 国内では現在、神戸市立王子動物園(神戸市)で2頭、動物公園「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)で7頭のパンダが飼育されている。

【関連ニュース】
【写真で見る】可愛い!! 双子のパンダの赤ちゃん
【関連記事】上野動物園:パンダ復活で街も復活…人気回復の切り札に
【写真で見る】パンダみたい?でもゾウです
【写真で見る】ボク、これでもパンダなんです
世界の雑記帳:ワシントン生まれのパンダ「タイシャン」、一般公開終え中国へ

クレヨンしんちゃん 最終回を掲載 臼井儀人さん死去で(毎日新聞)
【科学】「味覚」の要素を数値化、分析できるセンサー開発 九大大学院の都甲教授(産経新聞)
マンションの1室から出火 男性が死亡(産経新聞)
<核燃工場>「寒さ想定外」配水管凍結し冷却水供給停止(毎日新聞)
無償化…私立高、逆に競争率上昇 関西3府県で入試始まる(産経新聞)

中川氏、前途多難 政界再編へ勉強会 自民は冷めた反応(産経新聞)

 自民党の中川秀直元幹事長が10日、東京・永田町の憲政記念館で、同党国会議員を集めた勉強会を開いた。中川氏は年初に、夏の参院選前の政界再編について言及していたことから、今回の勉強会は、同氏による政界再編の布石との見方が出ている。ただ、出席者の反応は一様に冷ややかで、中川氏が主導する政界再編は早くも前途多難の様相をみせている。

 勉強会には、河野太郎衆院議員のほか、昨秋の党総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた議員ら計12人が集まった。ジャーナリスト、田原総一朗氏が党の再生をテーマに講演し、次回も別の講師を呼ぶという。

 出席者の一人によると、「自民党が暗中模索の中で、これから党がどうしていくべきかを考えるための会」として、中川氏が呼びかけたという。もっとも、「次回以降は講師が面白そうだったら出席する」と冷めた反応を示した。

 中川氏は1月11日に地元、広島県内での会合で、「目指すべき日本の次の『坂の上の雲』を共有する者が結集し、国民も結集したときに政党再編が起きる。序幕は参院選前に始まるのではないか。トラトラトラ(われ奇襲に成功せり)と報告できるよう、わくわくするような一年にしたい」と訴えていた。

【揺らぐ沖縄】名護「反基地市政」スタート 反米闘争勢力の拠点(産経新聞)
プリウス所有者困惑 「対応遅い」不満も(産経新聞)
朝青龍「いい形を選んだ」=NHK会長(時事通信)
遮断棒折れ3万4千人に影響 JR学研都市線(産経新聞)
退役「しらせ」、環境基地に=海自横須賀基地を出港(時事通信)

<救急隊誤判断>「死亡」と引き揚げ…男性、警察で目開ける(毎日新聞)

 さいたま市消防局は10日、出動した救急隊が意識を失っていた男性(51)を誤って死亡と判断し、病院に運ばず引き揚げていたと発表した。男性は搬送された埼玉県警大宮西署の検視室で目を開け、生きていることが分かった。別の救急隊が病院に運び、右脳出血で3週間の安静が必要だが、命に別条はないという。

 市消防局によると、10日午前9時40分ごろ、「同市西区の屋外ゲートボール場で、男性が冷たくなっている」と付近の住民から110番があった。男性は布団にくるまった状態で、市桜消防署大久保出張所の救急隊長(52)と救急救命士の隊員(41)は、あごや両腕の硬直など外観から「死亡」と判断。声を掛けながら肩をたたいたり、口元に耳を近づけて呼吸の有無を確かめるなど、初歩的な確認を怠った。救急隊員歴は隊長が20年、隊員は12年のベテラン。

 男性は「警察に運ばれるまでのことは覚えていない」と話しているという。小池健一市消防局長は「緊張感の欠如以外の何ものでもない。内規に照らし厳正に処分する」と謝罪した。【稲田佳代】

<水死>2歳男児の遺体 ため池で発見 茨城・古河(毎日新聞)
石川・能登地方を震源、輪島市で震度4(読売新聞)
<山口大不正経理問題>教授が2000万円流用疑惑(毎日新聞)
自民、小沢氏喚問も視野=首相発言の「軽さ」も追及(時事通信)
将棋棋王戦、佐藤が先勝(産経新聞)

岐阜市長に細江氏4選(時事通信)

 任期満了に伴う岐阜市長選は7日投開票され、無所属で現職の細江茂光氏(61)が、コンサルティング会社社長の浅野真氏(41)、元中学教諭の大西隆博氏(44)、主婦の岩田良子氏(52)の無所属3新人を破り、4選を確実にした。投票率は39.54%(2006年30.28%)。
 私立高誘致問題で2期目途中に辞職、09年1月に無投票で3選された細江氏は、行財政改革に取り組んだ2期8年の実績を強調。知名度を強みに「医療・健康立市」などを掲げ支持を固めた。浅野氏は市の再生を訴え、法人市民税減税などの政策を提示したが及ばず、大西氏と岩田氏は知名度の低さなどから浸透し切れなかった。 

【関連ニュース】
普天間棚上げし、見切り発車=暗中模索の同盟深化
名護市など11市で新市長=1月の地方選挙
普天間問題、首相の対応注視=現行計画履行を要請
津市長に松田氏が再選
連立離脱、安易に言うべきでない=社民政審会長

<1歳女児虐待死>母親らを傷害致死罪で起訴(毎日新聞)
すり鉢に睡眠剤、2遺体と一致=実家に送付、押収−木嶋容疑者・埼玉不審死(時事通信)
外国人参政権「安全保障上の議論ある」 首相、問題点指摘(産経新聞)
秋田で伝統の奇祭「掛魚まつり」(産経新聞)
埼玉など連続不審死、女を殺人容疑で逮捕へ(読売新聞)

文楽の綱大夫さん・清二郎さん親子が同時襲名へ(産経新聞)

 文楽太夫の人間国宝、竹本綱大夫さん(77)が祖父の名跡を継いで九代目竹本源大夫を、長男で文楽三味線の鶴澤清二郎さん(45)が祖父の名跡を継いで鶴澤藤蔵をそれぞれ来年4月、大阪・国立文楽劇場で襲名することが9日、明らかになった。祖父の源大夫さんは美声で人気があり、先代の藤蔵さんは豊竹山城少掾の三味線を勤めていた名人。綱大夫さんと清二郎さんは本公演でコンビを組んでいる。

ダンピング競争慎んで 前原国交相が日航に苦言(産経新聞)
首相「小沢氏は説明責任果たした」(読売新聞)
外国人遺体 成田着デルタ機の主脚格納部に 密航目的か(毎日新聞)
新議員会館 小沢氏のフロアはガールズと側近 「七奉行」は別階(産経新聞)
池谷幸雄さん、追突される 車はそのまま逃走(産経新聞)

同盟深化、具体策を議論=普天間は平行線−日米(時事通信)

 日米両政府は2日午前、外務・防衛担当局長らによる「日米安全保障高級事務レベル協議」(SSC)を外務省で開催し、安保条約改定50年を踏まえ、同盟深化の共同文書作成に本格的に着手した。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を決着させた上で、年内の合意を目指す。普天間問題に関し日本側は、5月末までに移設先を決める方針を説明し、理解を求めた。
 しかし、米側はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に代替施設を建設するとした現行計画の履行を求める立場を重ねて表明、日米の溝は埋まらなかった。
 協議には、日本側から梅本和義外務省北米局長、高見沢将林防衛省防衛政策局長らが、米側からキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、グレグソン国防次官補(アジア・太平洋担当)らがそれぞれ出席した。
 協議後、キャンベル氏は記者団に対し、普天間問題について「現行計画が最善と明確に伝えた。今後日本と緊密に協議していく」と述べた。 

【関連ニュース】
〔写真ニュース〕代表質問を聞く鳩山首相=参院本会議
グアム移転費、42%増要求=空軍基地整備など
外相の「継続使用」発言批判=普天間移設、首相と不一致
普天間の合言葉は「忍耐」=米国防長官
米軍再編合意の履行明記=普天間移設へ圧力

<さっぽろ雪まつり>大通公園など3会場で開幕 11日まで(毎日新聞)
オリックス小瀬選手、キャンプ宿舎で転落?死亡(読売新聞)
<訃報>西川俊作さん77歳=慶応大名誉教授(毎日新聞)
山本病院事件 理事長ら逮捕 「あり得ない」執刀 肝臓手術は未経験(産経新聞)
石川議員ら3人保釈決定=陸山会事件−東京地裁(時事通信)

小沢氏処分、きょう判断=在宅起訴か不起訴か−陸山会虚偽記載事件・東京地検(時事通信)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は小沢氏の刑事処分について、3日に最終判断する方針を固めたもようだ。衆院議員石川知裕容疑者(36)らとの共謀に問えるかどうかを最高検などと協議し、小沢氏を在宅起訴するか、嫌疑不十分で不起訴処分とするかについて、結論を出すとみられる。
 特捜部は、拘置期限の4日に石川容疑者や小沢氏の公設第1秘書大久保隆規容疑者(48)を起訴するとともに、小沢氏についても刑事処分するとみられる。同氏の処分方針について検察内部の意見は分かれているもようで、最終的な結論が出るのは4日にずれ込む可能性もある。 

【関連ニュース】
【特集】「陸山会」土地購入事件〜4億円「知人から預かった」〜
「大政翼賛会」は続かない〜民主・渡部元衆院副議長インタビュー〜
勃発した「藤井一派」vs「アンチ財務省」の暗闘〜経産省と組んだ菅副総理〜
難問山積 問われる首相の決断力〜普天間、小沢氏団体問題にどう対応?〜
労組への配慮で公務員制度改革「封印」の危機

成果・不満・悲鳴…「平成の大合併」終盤へ(読売新聞)
ドナーカードの様式で議論―臓器移植・普及啓発作業班(医療介護CBニュース)
首都圏連続不審死 静かな人、ネットで能弁…木嶋容疑者(毎日新聞)
<子ども手当>首相「公約通りに」満額支給 衆院本会議答弁(毎日新聞)
小沢幹事長、嫌疑不十分で不起訴…陸山会問題(読売新聞)

<野口聡一さん>鬼は外?…宇宙ステーションで「豆まき」(毎日新聞)

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士(44)から、節分の「豆まき」の映像が届いた。豆の代わりに、色とりどりのチョコレートを使用。無重力のISSで「鬼は外!」の声とともに、チョコが舞った。

 野口さんが休養日に撮影、1日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が報道陣に公開した。JAXAのロゴ入り升を手にした野口さんは「今年も福が来るといいですね」と呼びかけ、愛嬌(あいきょう)たっぷりに鬼のお面をかぶってチョコをまいた。映像はISSでの実験や生活の様子をまとめたもの。JAXAホームページで1日から順次公開され、「豆まき」は3日に公開される。【奥野敦史】

【関連ニュース】
野口宇宙飛行士:北海道の子供たちと交信 質問に答える
鳩山首相:野口宇宙飛行士と交信“宇宙人”として質問連発
雑記帳:宇宙から「おめでとうございます」 野口さん
野口宇宙飛行士:家族に笑顔で「メリークリスマス!」
野口宇宙飛行士:サンタに扮してISS入り…長期滞在開始

首相「小沢氏は説明責任果たした」(読売新聞)
地震 「東南海」「三河」の実態 岩手の研究者が本に(毎日新聞)
進次郎氏、貴理事当選に“感動”(スポーツ報知)
ブログに誘導、巧みに金無心…木嶋被告(読売新聞)
<長崎県知事選>過去最多の7人が立候補を届け出(毎日新聞)

「マネ辞任幕引き」「解雇で訴訟」 朝青龍事件乱れ飛ぶ怪情報(J-CASTニュース)

 大相撲の横綱・朝青龍関による泥酔暴行事件をめぐり、日本相撲協会が本格的な調査に乗り出すことになった。協会は「調査委員会」の設置を決め、朝青龍関から事情を聞くなどして処分を下すものとみられるが、「(身代わり行為が)大きな誤り」と批判されていた個人マネジャーがブログ上で突如辞意を表明。「スピード幕引き画策か」との指摘も出ている。

 中には、既に解雇を見越して、朝青龍が協会を不当解雇で提訴する「逆ギレ」を予告するスポーツ紙も登場するなど、様々な憶測が飛び交っている。

■「被害者」を演じたことをマネジャーが陳謝

 2010年2月1日、貴乃花親方が予想外の当選を果たした理事選後に行われた理事会では、一連の問題についての全容解明を目指す「調査委員会」の設置が決定。当選したばかりの貴乃花親方も、騒動が刑事事件に発展した際には「今までよりも、重く受け止めないといけない」と、厳しい態度で臨みたい考えを示した。

 だが、調査委員会こそ立ち上がったものの、問題解決までに解明すべき事柄は多い。

 この日、高砂親方(元大関朝潮)は協会に対して、騒動に関する報告書を提出。報告書では、朝青龍関側と被害男性との間で示談が成立した旨が明記されているという。さらに、ニッカンスポーツによると、報告書には、被害男性による「暴行されたのはウソでした」などと書かれた書類も添えられたという。

 ところが、2月2日発売の週刊誌「フラッシュ」2月16日号には、1月下旬に撮影された被害男性のものだとされる写真が掲載されており、男性は鼻に大きな絆創膏を貼っている。仮にこの写真が本当に被害男性のものだとすれば、示談が成立しているとはいえ、「暴行はウソ」だという主張の信憑性には疑問符がつくことになる。

 そんな中、当初は被害男性の「身代わり」として被害者を演じていた個人マネジャーの一宮章広氏は2月2日未明、自身のブログを更新。この内容が事態に影響を与えるとの見方もでている。ブログの文面では、

  「本場所中の大事な時期に自分の軽率な発言で関係者をはじめ高砂親方、横綱、相撲を応援してくださる方々に多大なる御迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます」

と、「被害者」を演じたことを陳謝。高砂親方が一宮氏の発言を「マネジャーの大きな誤り」と非難したことについても、

  「高砂親方に自分の軽率な行動を注意され世間に大きな誤解を与えた事を痛感しております」

と反省の弁を述べた。その上で、

  「したがって横綱と相談させていただいた結果、この件が解決したのち横綱のマネジャーを辞めさせていただく事になりました」

と、騒動が決着した時にはマネジャーを辞任することを明らかにした。

■「弁護士とどうするか協議を始めている」

 東京スポーツは、このブログの内容を「『解雇逃れ』引き換えにクビ差し出した」との見出しで報じ、一宮氏が「身代わり」になったことによる協会への「虚偽報告」についての責任をすべて一宮氏がかぶることで、朝青龍関へのダメージを軽減させる狙いがあるとの見方を示している。

 すでに「処分後」を視野に入れているメディアもある。スポーツ報知は、2月1日、「クビなら泥沼化 朝青龍逆ギレ!!  協会訴える」との見出しで、「関係者」の

  「万が一、解雇になった場合、横綱は協会を不当解雇で訴えることも考えています」
  「そうなった(解雇になった)時に弁護士とどうするか協議を始めている」

といった発言を紹介。記事では、08年の大麻問題で協会から解雇処分を受け、それを不服として協会を提訴した元若ノ鵬、元露鵬、元白露山のケースを引き合いに、仮に解雇された場合、訴訟に発展する可能性を指摘している。

 朝青龍関への処分は、2月4日に行われる定例理事会で検討される予定だが、事実関係の調査が進んでいる途中だということもあって、この日のうちに結論が出るかどうかは不透明だ。


■関連記事
相撲協会のドロドロ 八百長告発した女性 協会弁護士の愛人だった? : 2007/06/05
大相撲の「八百長」疑惑 「あいまいでいい」という声も : 2008/10/17
「なめられる相撲協会が悪い」 朝青龍の泥酔暴力事件 : 2010/01/26
示談金の「薮の中」 朝青龍と「メッセ」黒田の違い : 2010/02/01
キャバ嬢も酔う「テキーラボール」 歌舞伎町発で全国発売 : 2010/01/25

窃盗容疑の男、池で水死=重文「観音坐像」盗難事件−福岡県警(時事通信)
シェアやウィニー、常時調査=流通ファイルの実態把握−抽出の9割が違法・警察庁(時事通信)
鳩山首相、小沢氏事件で陳謝 衆院代表質問(産経新聞)
<自民>参院選で2新人を公認(毎日新聞)
<診療報酬>明細書付き領収書、10年度から実施 中医協(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。